WSL 2でDrupal開発のためLandoからDDEVへ移行

December 22, 2020

丁度一年くらい前Manjaro Linux に移行しましたで書いたように Macbook Pro から ThinkCentre M715q Tiny + Manjaro に移行しました。この間も Manjaro と Win10 を併用していたのですが、最近また ThinkCentre M75q-2 Tiny に PC を更新したのをきっかけに完全に Win10 環境に集約しました。Apple の M1 チップもタイミング的にはかなり魅力的だったんですが、もう 1 世代か 2 世代待ってからでもいいかと思ってます。

Windows10 に集約した理由

Manjaro は今でも好きです。ただ Drupal と非 Drupal プロジェクト毎(趣味やコミュニティ活動含む)に OS 切り替えるのが非常に面倒だと思っていたのと WSL 2 の中で全く問題なく生きていけるのが体感として分かったので、環境集約に踏み切りました。

DDEV に移行する理由

これはシンプルに Lando や Drupal VM が WSL 2 にまだ正式に対応して無いためで、できればDrupal Meetup Tokyoでも利用している Lando を利用し続けたかったんですが移行することにしました。いくつか対応方法はあるようですが、ここでハマりたくないのと Drupal.org 的には DDEV 推しな空気を感じているので試してみようという気持ちもあります。シェア的には現時点で同系のツールでは Lando>Docksal>DDEV のようです。

DDEV 環境の構築

手順はInstallation or Upgrade - Windows (WSL2)の通りですが、自分の環境では WSL 2 がすでにセットアップされていたので必要な箇所を掻い摘んで実行しました。

Windows 側での作業

1 は該当しなかったのでスキップ。2 のChocolateyはできれば Windows をクリーンのまま保つためインストールしたくなくて避けてたのですが、mkcertの公式にchoco install mkcertとあったので観念しました。ステップ 2 から 5 までを実行し、これで Windows 側の作業は完了です。(5 で設定した環境変数が WSL 2 の Ubuntu に渡ってなかったので、ここで Windows ごと再起動して反映を確認)

wt_01

Ubuntu 側での作業(WSL 2)

6 から 16 までは一気にスキップしてこちらも入れたくなかった Linuxbrew をインストール。20 まで実行したら環境構築完了。

DDEV で Opigno LMS をインストール

環境構築が正しくできているかの確認

snize/opigno-blt-ddev

git clone git@github.com:snize/opigno-blt-ddev.git
cd git@github.com:snize/opigno-blt-ddev.git
ddev composer install
ddev blt setup
ddev launch

2020 年の Drupal アドベントカレンダーの 4 日目にOpigno LMS - Drupal でラーニングマネジメントシステム - Qiitaで書きました Opigno をBLTに乗せて DDEV で環境構築してみました。(今回のブログで一番時間がかかった箇所)よかったら試してみてください。なにかあればお気軽に github issue で。

Opigno Login Page

以上です。


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Webのフロントエンドからバックエンド、プロトタイピングからプロダクションまで。定額の開発サービスも。詳しくはAboutページで。